枚方市長に対し、コロナワクチン接種補助金の誤案内について責任を求める申入れを行いました

自民党枚方支部は、伏見隆枚方市長に対し、新型コロナウイルスのワクチン接種事業における誤案内について責任を求める申入れを行ったところ、市長より回答がありましたのでご報告いたします。

枚方市は、本年5月15日に「令和5年度における個別接種促進のための支援事業について(お知らせ)」(健ワ第150号)と題し、市内医療機関に対して新型コロナウイルスのワクチン接種事業に協力を求める案内を行いました。しかし、当該事業における補助金の支給対象は診療所に限るにもかかわらず、市の文書には誤って診療所に限る旨の記載がなく、さらに病院を含む医療機関に個別の案内まで行っていました。市は、接種終了後の補助金申請の時期に、本来支援対象とならない病院に対して謝罪の通知(健ワ第317号)を行っています。

当然ながら、補助金の支給を理由として、案内に応じて接種を行なった病院も多く存在します。しかしながら、枚方市は何らの補償等には応じない姿勢を示しており、一部の病院からは抗議が上がっています。

たしかに当該補助金は国の支援制度であり、市を通じて国から支給されるものです。そのため、枚方市が誤認したためであっても、制度の対象外である医療機関には補助金を支給できません。しかしながら、市として案内を行って協力を要請した以上、その案内が誤っていたことによって経済的な損失を被った病院に対して、市は責任を取るべきです。

このような無責任な伏見市政に対し、当支部は10月6日付けで市長が責任を取るよう申し入れ、回答を求めましたが、市長からは改めて制度的に補助金を支給できないと説明のうえ、今後情報管理を的確に行うとの内容に終始した、責任を放棄するかのような回答しか得られませんでした。

また、当支部としても市の公金で補償することが難しい点については理解しているものの、たとえ担当部局のミスであっても市長の責任であるとの考えから、申入れにおいて市長自身が私費を用いてでも補償すべきと言及しましたが、その点には回答がありませんでした。

我が党は、責任ある市政の実現に向けて、今後も伏見市政に対して厳しい目でチェック機能を果たしてまいります。

コロナワクチン接種補助金の誤案内について責任を求める申入書 1/2(2023.11.06)
コロナワクチン接種補助金の誤案内について責任を求める申入書 2/2(2023.11.06)

申し入れに対する市長からの回答(2023.11.10)

(参考)『令和5年度における個別接種促進のための支援事業について(お知らせ)』(2023.05.15)

(参考)『個別接種促進のための支援事業の報告方法について』(2023.05.26)

(参考)『令和5年度 個別接種促進のための支援事業について』1/2(2023.06.27)
(参考)『令和5年度 個別接種促進のための支援事業について』2/2(2023.06.27)

(参考)『個別接種促進のための支援事業の第1期分の報告について』(2023.06.27)

(参考)『個別接種促進のための支援事業の対象施設について(お詫び)』(2023.06.29)