友好都市訪問について地元紙に回答しました

地元紙より、平成29年1月7日の支部役員会で審議しました、枚方市の友好都市「霊岩郡」訪問についてのコメントを求められましたので、回答内容を公開致します。

（以下、本文）

　霊岩郡訪問は、昨年から検討していたことですが、枚方市は韓国との歴史の古い都市で、王仁塚、昭和27年に国の特別史跡（大阪府での国の特別史跡指定は大阪城と2か所）に指定された百済寺跡があります。韓国との友好を求める市民が超党派で構成され、民間交流も盛んに行われています。また、王仁塚の祭りには、韓国から国会議員、領事館関係者も枚方市に来られるなど、双方の交流が行われています。枚方市はそのような歴史的関係で、平成20年の枚方市制60周年に際し韓国霊岩郡（よんあんぐん）と友好都市を結びました。

　しかし、残念なことにソウルの日本大使館前に「慰安婦像」の設置がなされ、昨年は、釜山でも同様の「小女像」が建立されました。日韓の友好を求める国民からは、一部の反日活動家の行為といえ、残念なことだと思います。釜山に設置された「小女像」で、日本政府も両国間の合意に反すると、駐韓大使を一時的に帰国（召喚ではありません）させるなどの対応を行いましたが、政府も韓国との国交断行などは考えていないと思います。

　政府間の問題は外交ルートを通じて解決をされると思いますが、韓国国内で、反日団体の一部の行為の為に、民間での交流も無くすることは、韓国内での反日団体を勢いづけることにもなり、国益にも反します。霊岩郡との交流を通じ正常な日韓関係を築くため、友好都市を抱える地方の自民党支部として、努力していくのが政治に司るものの務めだと思っています。

　なお訪韓を4月と記載しましたが、霊岩郡の意向も未確認ですし、再度総務会で本年予想される衆議院選挙の動向も見極め、日程を審議することとしています。

　貴紙におかれましても、今後とも本支部にご理解賜りますようお願い申し上げます。

平成29年1月13日

自由民主党枚方市支部
支部長　出来成元